新年明けましておめでとうございます。
どこにも出かけない寝正月というのは生まれて初めてで、
全く落ち着かないですね。
本年もよろしくお願いします。
平成二十四年元旦
上海書城に行った時に購入してきました。中国のトラジスタ技術のような本です。
中身はアナログや PLCの内容が多いのが印象的です。風力発電の整流回路や自転車に使うアクセサリ、血糖値計などもありました。トランジスタ技術よりは、初心者的な内容から上級者向けまで幅広く扱っているようです。AVRや PIC, C8051の話もあります。
日本だと電気電子の雑誌が減ってきているので、日本人の電気電子技術者は質・量ともに、いずれ中国に負けるでしょう。いや、既に負けているかもしれません。
また本書ではありませんが、日本では書籍としてあまり扱っていない内容の本も多いです。例えば、半田付けや各種組立、製造に関する細かいノウハウの部分が挙げられます。日本の場合、それらは企業内で先輩が後輩へ指導するという形(嵩`承)で伝えられます。テキストは社内向けとして制作され、あまり市販されません。中国の場合は、国家自体が大きく成長している途中ということもあり、このようなノウハウ本が細かい図説付で惜しげもなく書かれ、いろいろな会社がどんどん立ち上がる、それが様々な形で好循環しているのではないでしょうか。
と、いろいろ危機感を感じた一冊でした。



著者は、日清食品株式会社の創業者、安藤百福の次男である。日清食品の2代目社長として、また創業期から携わってきた家族・社員・経営陣としての経験について語ったものである。
タイトルと内容があまり一致していないので分かりにくいが、要は創業者と対峙の仕方、引継方法などを著者の経験に基づいてまとめたものである。私自身は下記の通り、第1章〜第2章でまとめられている創業者と2代目の関係についての話が大変勉強になった。また第3章以降は、著者自身が行なった経営についてのお話である。随所で感じさせる苦労話から、氏の優秀さが垣間見れる。
安藤宏基曰く:
1) 創業者は異人・変人である。凄まじい執念、好奇心、発想力は凡人の比ではない。
2) 創業者はおだてに弱い。
3) 会社の無形資産の中で最大の価値は「創業者精神」である。
4) 2代目の功績は、創業者の偉業の中に含まれている。
5) 2代目は「守成の経営」に徹すること
6) 創業者の話に異論を挟んではならない。
本書を読み終わってデジャヴを感じたが、要は戦国大名(創業社長)と家来(部下)の関係に似ているのだ。何かあれば腹を切らされるのが家来である。江戸時代よろしく平時(増収増益)であれば平身低頭するしかないが、幕末のような国家存続の危機(減収減益)には下克上も必要であろう。